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今回は日本からの主要輸出国である、中国への輸出を行う際の関税制度に関してご案内いたします。(2024.11時点)
■【関税】とは?
そもそも関税とは輸出入に制限を設けることで国内産業の保護、市場経済の混乱を防止する為、輸入する品物に課せられる税金になります。
品目や、原産国によって設定される税率で、下記の2種類に大別されます。
- 条約に基づき設定される関税率
- 法制度に基づき設定されている関
■中国の関税体系は①「貨物の物流」②「課税の計算基準」③「徴収目的」の3種類
続いて中国の関税のシステムについてですが、
中国の関税は大きく分けて3つあり、
- 「従価税」
- 「従量税」
- 「複合税」となっています。
- 従価税とは…
商品の取引価格を基準として課税するものです。
同じ税率でも、高価なものであればその分税金が高くなります。
- 従量税
「容量」や「重さ」、「面積」などに対して税が課されます。
同じ税率でも、量が多ければその分税金が高くなります。
- 複合税
複合税とは、従価税と従量税を併用する税のことです。
■個人輸入、商用輸入で変わる税率
・個人輸入
課税対象 |
簡易税率適用 |
課税免除 |
その他 |
代金の60% |
20万円以下 |
10,000円以下 |
革製品 |
・商用輸入
商用輸入の場合には、商品代金だけでなく経費も課税対象となるのが、個人輸入との大きな違いです。
課税対象 |
簡易税率適用 |
課税免除 |
その他 |
保険や諸経費も含む |
20万円以下 |
無し |
|
■簡易税率、実行税率の違い
簡易税率は~20万円までの商品に適用される軽減税率です。
品目毎に税率が決まっています。
実行関税率は、いわゆる通常の関税です。
20万円以上の輸入品、又は特定の品目の輸入品にのみ適用されます。
実行関税率の適用可能範囲
また簡易税率内の品目毎の関税率については、ツール等もございますので、インターネット等で検索してみてください。
日本の重要な貿易相手国である中国を相手に取引を行う際に必要なポイントとして、税率についての知識と、決済手段が考えられます。
ビリングシステムが提供するスマホマルチ決済サービスや、MultiPayオンライン決済サービスを導入する事で、中国で圧倒的な普及率を誇るWeChatPayや、中国だけではなく、東南アジアやヨーロッパまでをカバーしたAlipay+決済サービスを含めた各国のペイメントサービスをワンストップで導入可能です。
上記の内容での不明点、またWeChatPayやAlipay+を使った各国決済サービスの詳細が知りたい方は、お気軽に弊社のお問合せページからご連絡いただければと思います。
(参考:中国の関税制度の基礎知識 | 中国の関税の体系・種類 / 中国「輸出入」する際の関税率を調べる3つの方法https://www.digima-japan.com/knowhow/china/17609.php)
↓併せてご確認ください。
■中国向けホームページとは?【WeChat公式アカウント】
http://bs-multipay.com/miniprogram/news/公式アカウント
■越境ECを活用する際の物流・関税について【三単合一】
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